若宮病院~ゆるーく優しくポジティブに~

山形県山形市にある公徳会『若宮病院』です。単科の精神科病院で依存症外来、児童思春期専門外来等を開設しています。 精神疾患、発達障害、依存症、児童思春期、認知症、メンタルヘルスなど様々な問題でお困りの方、その方たちを支える家族や関係者の方々のお役に立てるよう有益な情報を発信していきます! ブログをご覧いただいた方が元気に笑顔になれるような情報を発信していきます。

みなさん、こんにちは。
4月2日は、国連の定めた世界自閉症啓発デーとご存じでしたか。
4月2日~8日は、多くの方に発達障がいのことを理解してもらい、
誰もが暮らしやすい共生社会を願って、世界中のランドマークタワーが
自閉症のシンボルカラー(癒し・希望・穏やかさ)をあらわす
「ブルー」にライトアップされていました。

若宮病院でも添付したように、
看板のライトアップ、職員ネームプレートにリボン着用、
就労支援施設「リアン」のパン・パッケージに、つけるなど
~小さな一歩だが我々にとっては大きな一歩だ~
よく見ないとわからないけど大切なこと、の思いも込めて参加させていただきました。若宮概観
パン

発達障害とは、さまざまな特性や特徴はありますが、
それを理解して、スキルの学習や工夫を積み重ねていくことで、
「生きづらさ」などを軽減させていくことにつながります。

当院での発達障害支援プログラム(通称、W-AAIP)も、
第4クール(全12回)が4月より開始しています
欠席や未受講分は次クールに受講することや、途中からの参加もできます。
参加・見学などを希望する方は、デイケアか、医療相談室までご連絡ください。チラシ


 こんにちは!若宮病院第2病棟です。                    
第2病棟は、療養が必要とされる患者様の入院治療を目的とする「精神科療養病棟」です
 
病棟スタッフはじめ、コメディカルスタッフとともに個々の目標に合わせた様々な活動を企画しています。身体を動かす、視覚を刺激する、聴覚を刺激する、手先を刺激する、等。

また、入院生活が長くなると季節の移り変わりを感じる機会が減ってしまうため、
季節に合った行事も積極的に行っています。
日々の作業療法や季節のレクリエーションを通して、患者様の笑顔を引き出し、たくさん楽しんで頂けるような病棟を目指しています。

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  ※みんなで腰痛体操をしています😊

 

 

若宮病院 精神科デイケア

 

7.8年前、精神科デイケアの現場では、見学に来た若い患者様から「ここは私が来る場所ではない」「ここに来て何が変わるの?」といった声が多く聞かれました。当時のデイケアは中高年といわれる利用者様が中心であり、その印象が若い患者様にとってハードルとなっていたのです。

 

この現状を変えたい——。

若い利用者様が希望を持てる場所を作り、その希望に寄り添った支援を提供するために2018年に立ち上げたのが、若者支援プログラム「wakka」でした。対象年齢を絞ったグループとしてスタートし、徐々に通所希望の方が増えてきました。同時に、我々職員は若い利用者様に適したプログラムを模索する日々が続きました。



もちろん、すべてが順調だったわけではありません。スタッフも試行錯誤を繰り返し、時には「新しい挑戦から逃げたい」と思うこともありました。それでも「続けること」「振り返り、考えること」を大切にし、少しずつ利用者様のための支援を形にしていきました。

 

エビデンスのある支援を提供したいという思いから、スタッフが自費で帝京大学に赴き学び、デイケア完結するのではなく、他部署と連携することで実現したプログラムもありました。その結果、若者支援プログラムだけでなく、誰かとつながることで「楽しさ」を共有できる活動が生まれています。

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令和5年度、当院デイケアで初めてデイケア学会で「若者支援プログラム」について口頭発表を行い、先月行われた令和6年度のデイケア神戸学会でも口頭発表を行い、認知機能プログラム「VCAT-J」の取り組みについて口頭発表を行いました。昨年度も認知機能に関する取り組みが評価され、日本精神科病院協会雑誌にも掲載されております。

まだまだ未熟ではありますが、私たちのデイケアは変化し続けています。そして、利用者様一人ひとりの支援に繋げられるよう、これからも努力を続けてまいります。
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